どうも、太陽です。(No49)
前回の記事が以下です。

パーソナリティを測るビッグファイブやエニアグラムのタイプやコミュ力向上全般方法「あの人はなぜ、あのような行動を取るのか?行動原理を暴く記事」PART2
「あの人ってどういう理由や動機であのような行動をするのだろう?」と思ったことはありませんか? この記事では、人が行動を起こす要因を分析します。人の行動原理が分かれば、冷静に人の行動を受け止めることができます。
あなたの気になる、あの人の行動原理を暴けるかもしれません。この行動原理の記事は教育者は必須知識ですし、一般人にもかなり実用性が高い情報だと思います。
人がある人の行動で悩むのは、その人の行動原理(理由や動機など)が分からないからです。
しかし、それが分かってしまえば、あとはその人に「どう指摘するか」または、直らない場合、「いかに離れるか?」という選択になります。または、職場などでどうしても離れられない場合、「表面的な無難な付き合い」をすることになります。
行動原理が分かっていれば、腹が立つ行動の人でもある程度、冷静に納得がいくでしょう。そういう意味で、人間関係の改善にかなり役立つ内容となっていると自負しています。
僕の理論で人の行動原理の5割以上を説明できると仮にすれば、かなり有用な情報になるでしょう。ちなみに、僕のこの記事は仮説であり、自己責任で使ってくださいね。
6 セルフモニタリング理論。
4 「セルフモニタリング理論」
しかし、ここからが面白い話なのですが、世の中には自分の遺伝的動機(と社会的動機)だけで動く人もいるのです。このような人は、地位や立場やパーソナルプロジェクトなどの、個人的動機でも態度を変えません。
つまり、人からどう見られているかを気にせず、遺伝的動機のみ?で動く人のことであり、そのような人のことを「セルフモニタリングが低い人」と言います。
逆に、人からどう見られているか気にかけ、状況に合わせて、つまり、個人的動機などで行動や態度を変えられる人のことを「セルフモニタリングが高い人」と言います。
ところで、人は遺伝的動機(性格や価値観など)と、状況(文字どおりの環境・状況や、地位・立場・パーソナルプロジェクトなどの個人的動機や社会的動機など)によって、行動がある程度説明できると言えます。
そして、セルフモニタリングが高い人は「状況」に、セルフモニタリングが低い人は「遺伝的動機」によって行動が大きく変わるのです。
また、セルフモニタリングが高い人は、状況などによって行動・態度を変えるので、「分かりづらい人」と映り、セルフモニタリングが低い人は、状況によって行動・態度を変えないので、「分かりやすい人」と映ります。
タレントのマツコ・デラックスさんは、「分かりやすい人」だと推測します。いわゆる、正直で嘘をつけない人と言えます。
このセルフモニタリングの高低は、いろいろな側面を表します。例えば、「セルフモニタリングが高い人」は、パーティなどのたくさんの人が参加する催しに、外交的、内向的を問わず、参加しました。
しかし、「セルフモニタリングが低い人」は自身が外向型のみ参加する傾向にありました。(「セルフモニタリングが高い人」は状況に合わせるし、立場も考慮するので、我慢してでも参加するのでしょう。「セルフモニタリングが低い人」は自分に正直であり、内向型であるなら、なおさら我慢してまで参加しないのです)
「セルフモニタリングが低い人」は自分に正直であり、無理をしません。他人に合わせるつもりもありません。よって、「遺伝的動機によって行動している割合が高い人」と言えます。
「セルフモニタリングが低い人」が幹事をやったら悲惨なことになるでしょう。なぜなら、誘う相手を人々の相性を考えずに、単に「気の合う相手」だけを選ぶからです。
「セルフモニタリングが高い人」は催しに参加する人々の相性を考え、場を乱すような人は参加させたくありません。
恋愛で言えば、セルフモニタリングの高低はフラストレーションのきっかけにすらなります。恋人が自分の家族に会った際、セルフモニタリングの高い恋人なら、父親とも母親とも兄とも柔軟に話せます。
しかし、「セルフモニタリングが低い人」なら、この言動を見て不信感を感じるかもしれません。相手によって態度を変えていると思うからです。
一方、「セルフモニタリングが高い人」は、「もう少し相手に合わせればな」とか、「自己中心的で鈍感だ」と感じます。
恋愛対象候補の経歴と写真を見せられた際、「セルフモニタリングの低い人」は人物紹介を読むそうです。これは、相手の人柄や価値観を重視しているのです。
対して、高い人は写真を見ます。(相手の外見を気にするのでしょう。なぜなら、悪く言えば人前や世間体を考える人だからです) さらに、社会的地位も見ます。
恋愛関係の安定性では「セルフモニタリングが低い人」の方が長続きし、離婚や浮気も少ないそうです。これらは自分に正直な「セルフモニタリングが低い人」は、相手と相性が合ったと思ったら、一途になると言えるでしょう。
自分に正直なゆえ、この人と決めたら、長続きするのだと思います。
しかし、出世の話になると「セルフモニタリングの高い人」に軍配が上がります。管理職であれば、様々な役割があるのだから、態度や行動を柔軟に変えることを求められるからです。
しかし、失敗の際の弁解では「セルフモニタリングの高い人」は言い訳が上手いのに対し、低い人は上手い言い訳ができず、それが正直だと評価されることもあります。
ですが、「セルフモニタリングが低い人」は組織内で態度を変えないので、対立が生じやすいと言えます。「セルフモニタリングが高い人」は、上の役職にふさわしい人間であろうとする気持ちが強く、実際にそう行動します。
対して、低い人はそのような行動をしないので、出世しづらいと言えます。
「セルフモニタリングが高い人」は様々な人への対処が上手いので(状況に合わせるので)、人々を仲介する重要な役割も任されやすいです。
低い人は、自分と気が合う少数の人と深く付き合います。出世では、大きな影響が出ると言えるでしょう。
さらに、「セルフモニタリングが低い人」は状況に合わせたくないだけでなく、それをできない、つまり能力がないという説があります。
セルフモニタリングの高低では、まだいろいろな話があります。
「セルフモニタリングの低い人」は一貫性と自分への正直さ、高い人は気遣いや人との結びつきなどを考えているというのです。しかし、セルフモニタリングの高低がどちらかに極端に偏ると、病的になります。
「セルフモニタリングが極端に低い人」は状況に応じた行動が取れないので、社会不適合者と見なされるかもしれません。
自己主張が強く、「善か悪か」の極端な主張は、世の中に圧倒的に多いグレーゾーンを軽視することになり、日常生活が苦しくなるからです。
「セルフモニタリングが極端に高い人」は一目を気にしすぎて、醜形恐怖症と呼ばれる病気になることもあります。これらの話は、「自分の価値を最大にするハーバードの心理学講義」という本に詳しいです。
7 男女差による動機。
5 「男女差による動機」
人の行動原理では、男女差も関係すると思われます。男女差については「察しない男 説明しない女」という本が参考になるかもしれません。
他には「一人になりたい男、話を聞いてほしい女」も参考になるかな。
この本はベストセラーのジョン・グレイ著の「ベスト・パートナーになるために 男は火星から、女は金星からやってきた」をさらに深めた本と言えます。
特に、テストステロンやエストロゲンなどホルモン系の話が多めです。興味がある人は読んでみるといいでしょう。
執筆中。
ではこの辺で。(3509文字)
このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。
あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。
参考・引用文献。
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